風呂敷の歴史や模様などの変遷

奈良時代のころから物を持ち運んだり収納をするために布を使って包んでいました。そのころは本包や平包といわれていたのですが、風呂敷といわれるようになったのは室町時代のころからです。

大名がお風呂に入る際に脱いだ服を包むために使われるようになったからという説や、茶の湯で使われる風炉が語源となったなどの諸説があります。
江戸時代になって銭湯が生まれてから風呂敷は一般にも使われるようになり、その頃の風呂敷には家紋や吉を呼ぶといわれる花や鳥の絵が描かれているものが多かったのですが、明治から昭和にかけて唐草模様の風呂敷が大量生産されるようになりました。

風呂敷の需要

唐草は四方に伸び続けることから長寿や子孫繁栄を意味する縁起ものなのです。
その後様々な模様の風呂敷が出回るようになり、現在では色合いに意味を込めた色無地のものや細かい模様、色鮮やかな花やまり、かわいいイラスト入りなど様々な柄のものがあります。

柄だけではなく素材も絹と綿だけだったものがちりめんや紬、レーヨンなどの化学繊維など様々な素材が使われるようになったり、大きさも様々で用途に応じて使い分けができるようになっています。

現在は風呂敷に代わる袋やかばんも多いのであまり使われなくなっていますが、それでも慶弔時には先方に渡す金品を包んだりお歳暮などを包んで先方の所に訪問するために使われています。

Oyatsu Dokiのかわいいデザインふろしき

京都のれん株式会社が提供する風呂敷の中に「Oyatsu Doki」というシリーズがあります。それはお菓子を題材としたデザインの風呂敷で、第一弾は春をイメージした京飴と金平糖の図柄でした。カラフルな春のイメージを手書きの水彩グラデーションで表現したものでした。

そして第二弾は冬のデザインで、小麦を使ったドーナツやパイなどの焼き菓子の図柄で、和風のちぎり絵でお菓子の生地の雰囲気を表現しています。

冬のデザイン風呂敷

冬のデザインはお菓子だけではありません。雪輪とつらら雪を手描きで表し、パステル画の雪の結晶と組み合わせて寒い冬にも温かみのある模様に仕上がっています。そのお菓子と雪の結晶を組み合わせ、70センチ×70センチのサイズで、ポリエステル100%素材で作られています。

第三団は夏をイメージしたもので、レモンを浮かべて爽やかな飲み物「レモンソーダ」の中にきらきらと輝く琥珀等をちりばめた図柄と、夏の京都をイメージし鴨川の涼しげなせせらぎに水まんじゅうを忍ばせたデザインです。

木綿シャンタンやメロンアムンゼンなどを素材とし、浴衣にも合うように作られています。

どのデザインのものも、おやつを包んだりかばん風にアレンジしたりスカーフにしたり使い方もいろいろです。