アートな風呂敷で大容量バッグに

風呂敷は、元々銭湯に出向くのに、着替え一式を
包んで持って行くのに利用したものでした。

時代が下った現代の普段使い用のバッグのような
ものだったのです。

しかし、従来の物と違って、慶弔用のふくさとして
利用したり、お遣い物を持って行くのに包んで使う
高級な物となってしまいました。

しかし、風呂敷を日常的使いに適する入れ物として、
昔に戻すような動きが出てきています。

海外の方に取り上げられたり、若い方の感性で工夫
されたりして、結び方や持ち手等を工夫し、たくさん
物が入るバッグとして生まれ変わろうとしています。

バッグになる

リング状の持ち手に両端を結べばイチゴ型の袋にも
なりますし、革ベルトの両端にD型の金具が付いて
いる持ち手に、両端を挟み込めば、球形に近い
可愛らしい袋としても持ち歩けます。

例えば、テレビドラマや漫画などの影響で、緑の
唐草文様の風呂敷は泥棒が使う物として認知されて
いましたが、紺や黒、赤等の色にしたり、唐草文様を
小さめにしたりして、レトロモダンな雰囲気を醸し
出すようになっています。

結び方も、箱を包むように対角線上の頂点を中心に結ばずに、
平行に結び合わせて持ち手のように工夫し、肩にかけて
持ち運べるようになっています。

包む

シンプルな柄だけでなく、お祝いで用いられる
きらびやかな柄の物も、現代風に写真やCGでデザイン
された幾何学模様の柄も立体的に結んで持つだけで
お洒落なバッグになります。

最も用いられるサイズの約1m四方の物であれば、
普段は畳んで持ち歩き、荷物が多くなった時に
使えるのでかさばることもありません。