風呂敷は撥水加工したものがおすすめです

撥水加工とは、水をはじく性質を与える加工をすることです。
風呂敷は品物を包むという役目があります。
撥水することで、雨の日でも安心して贈り物を持ち運ぶことができます。

風呂敷にお使い物を包んで持参する方、お歳暮を包むと言う方、いらっしゃると思います。
紙袋でも良いのですが、上部が丸ごと開いていますので
雨がポツッと当たると中身の表面にシミができて気になってしまいます。

お贈りするお相手の方へ、気付いたかな、とどきどきしながら渡すことになります。
風呂敷で平包みしておけば、全面を覆って持ち歩くことができます。
その風呂敷が撥水加工したものであれば、少々雨粒が降りかかっても
弾き飛ばしてくれます。

水を弾く加工

多少残った水滴も、パパッと手で払うと飛んで行きますし、
ハンカチで押さえればなお汚れを防ぎます。

また風呂敷そのものの汚れもはじき、防ぐことになりますので
汚れにくい点も使いやすさにつながっています。

風呂敷は大きめのものを1枚持っていると何かと便利ですが、
撥水加工してあるものであれば更に安心して使うことができます。

買い物袋の代用としても、撥水加工してあれば
冷たい荷物の結露が洋服に染み付くことを防ぎます。

風呂敷と聞くと古くさいイメージがあって、人前で使うには
恥ずかしいという認識もあるかもしれませんが、現代には
そんなイメージを払拭するようなお洒落な柄がたくさん出ています。

京都のれん株式会社のふろしきドットコムでは、インクジェットによる
繊細なデザインの表現も可能となっているため、お気に入りのデザインが
きっと見つかることでしょう。

グッドデザイン賞受賞

撥水風呂敷は人々の暮らしや社会をより豊かにするものとして
グッドデザイン賞を獲得しました。

その使い方は幅広く、使用する人の目的や用途によって様々に変化します。

普段の荷物の中に加えておけばエコバッグ代わりにもなり、
急な雨から大切な荷物を守る以外にも様々な使い方ができます。

また、肌触りの良い生地を使用しているので、寒い日には
スカーフやひざ掛けとして使うことも可能です。

撥水加工がしてあるのでテーブルクロスとしても利用できます。

飲み物がこぼれても軽くふき取るだけできれいになるので後片付けが簡単です。
撥水加工の最大の特徴である水をはじく機能を利用して、災害時には
水そのものを運ぶこともできます。

水を風呂敷で運ぶ

風呂敷をバケツ代わりにすることは従来の風呂敷では決して真似ができない驚きの使い方です。
使い勝手が良く便利な撥水風呂敷ですが、油分や汚れが付着すると
撥水性が低下してしまうのでお手入れが必要です。

汚れてしまったときに洗濯できる点も撥水風呂敷の大きな特徴です。
耐久性があるので、洗濯機で他の衣類と洗濯しても問題ありません。

洗剤や柔軟剤には吸水性があるので、洗濯をすると一時的に
撥水機能は無くなりますが、水ですすげば元に戻ります。

手洗いの場合も同様です。撥水機能を長く保つためによくすいで
洗剤を落としてください。劣化の原因になるので漂白剤の使用はできません。

洗濯後はそのまま使用しても問題はありませんが、アイロンをかけると撥水性が回復します。
アイロンを使用する場合は160℃くらいの温度で当て布をすることをおすすめします。

風呂敷は昔から人々の暮らしと深い関わりがあります。

撥水加工を加えることで、従来の風呂敷の枠を超え、生活をより豊かにする
道具として進化を遂げました。デザインや種類も豊富にあるので、
お気に入りのものを見つけて持ち歩けばいつものお出かけが
さらに便利で楽しいものになるでしょう。

風呂敷は日本の素晴らしい文化です。
いろいろなものを撥水風呂敷で包んで粋な気分を味わってみてはいかがでしょうか。